【最新！】令和6年７月期一陸技試験『無線工学の基礎』A-５解説⑤🍌

抵抗の求め方は？

ここでは直列接続した抵抗と、並列接続した抵抗の合成抵抗の求め方を解説します。

簡単な内容ですが、この問題を解くうえではめちゃくちゃ大事なのです。

直列接続した抵抗の合成抵抗

端子a-b間に抵抗R₁と抵抗R₂が直列接続されているとき、合成抵抗R_abは以下の式で求められます。

並列接続した抵抗の合成抵抗

端子a-b間に抵抗R₁と抵抗R₂が並列接続されているとき、合成抵抗R_abは以下の式で求められます。

①回路を分解しよう！

直列で接続されている抵抗、並列で接続されている抵抗の合成抵抗の求め方が分かったところで、設問の回路をみていきましょう。

なにかに気づきませんか？

実はこの回路、二つに分裂するのです。

↓↓↓↓↓

②合成抵抗を求めよう！

まずは上の並列回路の合成抵抗R₁を求めていきます。

$R_1=R+\frac{2^2{R}^2}{2R+2R}+R[\Omega ]$
$R_1=3R[\Omega ]$

続いて、全体の並列回路の合成抵抗R₂を求めます。

$R_2=\frac{1}{2}\times 3R$
$R_2=\frac{3R}{2}[\Omega ]$

最後に、直列接続されている抵抗Rを付け足します。

$R_{ab}=\frac{3R}{2}+R[\Omega ]$

R=30[Ω]より、R_ab＝75［Ω］

選択肢4が解答になります。

まとめ

合成抵抗を求める問題でした。

ポイントは3点です。

参考：試験問題と解答 | 公益財団法人 日本無線協会 (nichimu.or.jp)