【最新!】令和6年10月期一陸特 試験『無線工学』(1) 解説🍌

一陸特

対地静止衛星について述べたもので誤っているものを選べ。

1 対地静止衛星の軌道は、赤道上空にあり、ほぼ円軌道である。
2 対地静止衛星が地球を一周する周期は、地球の自転周期と等しい。
3 対地静止衛星は、地球の自転の方向と同一方向に、地球の周囲を回っている。
4 夏至及び冬至を中心とした一定の期間には、衛星の電源に用いられる太陽電池の発電ができなくなる時間帯が生ずる。

解答こちら

選択肢4

おさる君
おさる君

対地静止衛星・・・
読めたのに意味がわからないッキ

ざるい先生
ざるい先生

じゃあ早速解説するね

対地静止衛星とは?

対地静止衛星は、地球の赤道上空約36 kmに位置する特別な軌道を周回する衛星のことです。

この衛星は、地球の自転と同じ周期で回転しており、地上から見ると常に同じ地点を観測できるという特徴があります。

つまり、地上からは特定の位置で衛星が静止しているように見えるわけですね。
そのため「対地静止衛星」と呼ばれているのです。

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対地静止衛星の特徴

①地球と同期した軌道
対地静止衛星は、地球の自転と同期した速度で回転しており、地球の赤道上空を周回します。
これにより衛星は常に同じ地点を観測でき、通信や気象観測、テレビ放送などでよく利用されます。

②静止衛星
衛星が常に固定されているように見えるため「静止」と呼ばれていました。
これにより衛星との通信が安定し、連続的にデータの送受信が可能になります。

③衛星の食
月が地球の影に入って月が欠けたように見えるように、衛星が地球の影に入って太陽から隠れる場合があります。
このような時は、太陽光が遮られているため発電できません。
発電できない場合、内臓バッテリーで給電することで衛星を動かせるようになっています。

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特徴を踏まえて問題を解いてみよう!

先ほど説明した対地静止衛星の特徴より、

「対地静止衛星の軌道は、赤道上空にあり、ほぼ円軌道である。」
「対地静止衛星が地球を一周する周期は、地球の自転周期と等しい。」
「対地静止衛星は、地球の自転の方向と同一方向に、地球の周囲を回っている。」

は正しいことがわかります。つまり誤りは選択肢4です。

いや待てと。どうして4は誤りなんだと思いますよね。

夏至及び冬至を中心とした一定の期間には、衛星の電源に用いられる太陽電池の発電ができなくなる時間帯が生ずる。

この赤文字の部分が誤りになります。
先ほど説明したように、衛星の太陽電池の発電ができなくなるのは、衛星が地球の影に入る時です。

夏至や冬至で、衛星が地球の影に入る時間帯が変動することはありますが、それ以外の期間でも発電できなくなる時間帯は存在します。
1日のうちで数分〜1時間以上あると言われています。

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まとめ

対地静止衛星の問題でした。
ポイントは以下の3点です。

①対地静止衛星は、地球の赤道上空を周回している。
②対地静止衛星は、地球の自転と同じ周期で回転している。
③対地静止衛星は、1日のうち数分〜1時間以上ほど太陽光発電できない時間帯がある。

参考
B-SAT 衛星放送豆知識
試験問題と解答|公共財団法人 日本無線協会

おさる君
おさる君

対地静止衛星は、
「地上に対して静止しているように見える衛星」だったんッキね!

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